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今回はサイドストーリーが楢葉町と連携をしてどんな地域課題解決にチャレンジしているかをご紹介します。ここ最近よく耳にする「働き方改革」をキーワードに、地域に拠点を構える企業の視点から地域人事課題を探っていこうと思います。

働き方改革とは

2019年から順次施行されている「働き方改革」は、「一億総活躍社会の実現」を目的として、少子高齢化が進む世の中であっても”50年後も人口1億人を維持し、職場や家庭、地域などで誰もが活躍できる社会づくり”を目指す内容です。
具体的な例としては、
・長時間労働の是正
・雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保（同一労働同一賃金）
・柔軟な働き方がしやすい環境整備（テレワーク、副業・兼業など）
・ダイバーシティの推進（女性や高齢者、外国人材など）
などが挙げられます。
国全体の取り組みとして、企業や働く人々、そして社会全体の大きなチャレンジとなっています。

地域にある人事課題を挙げてみる

都市部ではテレワークの普及や外国人材の確保など働き方改革の取り組みが有効化している一方で、なかなか改革が進まない地方自治体が目立ちます。
地域にまだまだ残る課題として、
・人口減少による人材不足
・知識やスキル不足
など、労働時間削減が難しかったり、人事労務管理に費やす時間や知識がなかったりと労働環境改善を目指す前の段階で課題を抱えている中小企業が数多くあると感じています。

「まちの人事部」の役割

地域の課題として考えられるような地方企業の人事的課題を町全体で解決していく取り組みのひとつが「まちの人事部」制度です。
「地域の人事部」に関する詳しい仕組みは下記のnote記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

楢葉町では自治体と民間企業が連携し、人材採用支援や労務環境改善支援の取り組みを実施しています。

具体的な取り組み事例

我々サイドストーリーは楢葉町のまちの人事部事務局として地域企業や事業者の採用支援などを行っています。

事例紹介

・人事部門を持たず、経営者や幹部が人事業務を兼任する町内企業へ採用戦略策定や採用代行支援の実施
・町内で働く場の選択肢の少なさや新規事業人材確保の難しさなど雇用機会の不足に対して自治体向け制度（地域おこし協力隊や地域活性化起業人）の導入による人材確保提案の実施
などで、事業開始から約2年で20名程度の楢葉町移住と就労サポートの実績をつくることができています。

株式会社サイドストーリーとは

2021年8月に福島県楢葉町に設立された地域人材支援事業を核とする会社です。これまで主に「まちの人事部」として町内企業の人事に関するお困りごとの相談や地域に必要な人材を獲得・育成・定着させるための支援を包括的に実施してきました。今後も『人材採用コンサルティング』や『地域まちづくりプロデュース』をテーマにチャレンジを続けていきます。