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今回はサイドストーリーが実施している楢葉町「スタートアップ創出支援事業」の企業誘致の一環で、東京で開催された企業マッチングイベントに参加をしてきた様子について綴りたいと思います。

楢葉町スタートアップ創出支援事業

地域の産業を支えるための企業誘致の動きに加え、”地域課題を解決する”関係企業を増やすことを目指しているのが楢葉町スタートアップ創出支援です。
楢葉町は町内人口のうち高齢者世代の割合が高く、若者世代を呼び込むためには"魅力的と感じる働く場や暮らす場"を整備することが必要です。この支援によって帰還者や移住者を少しずつ増やし、生産人口増加につなげるという目的があります。
詳しくは以下のnote記事で紹介しています。

JOIFとは

Japan Open Innovation Fes 2024（JOIF）とは、オープンイノベーション見本市として国内最大級の規模を誇るカンファレンスで、オープンイノベーションの実践に役立つリアルな情報を発信するだけでなく、実際に提携先パートナーとの出会いの場を提供しているイベントです。
これまで7回の開催の中で起業家から中小企業、大手企業、自治体に至るまで、オープンイノベーションを実践し、新たなパートナーとの出会いをもとめる幅広い企業や団体が参加しています。

参加①：トークセッション

楢葉町としての登壇では、「ローカルスタートアップが生み出すソーシャルインパクト」をテーマに、地方進出企業や起業家を継続的に増やす手法についてステージトークが繰り広げられました。
登壇者は、起業家支援なども手がける斉藤隆秀氏と楢葉町企業誘致コーディネーターの渡邉俊文氏で、実際に楢葉町で自身の会社経営もしている2名の"当事者だから言えるリアル"なトーク内容は会場の方々にも受けが良かったようです。
「楢葉版ローカルスタートアップ」は、行政と起業家がお互いにしっかりと歩み寄る形でビジネス創出に向けた連携をする仕組みがあるところも非常に興味深い内容でした。
当日はイベントスタート1発目の登壇で来場者数が心配されたところでしたが、関心度の高いトークテーマであったこともあり、約50席ほどの客席は満席、さらに立ち見が出るほどで60名以上の方々に聴講いただきました。

参加②：ブース出展

起業家支援やワークシェア、補助金活用などをキーワードに楢葉町で実践しているスタートアップ創出支援の取り組みを案内するブースを出展させていただきました。
約3年間で12社の創業（設立予定も含む）と8つの大学・大学生連携が実現している背景にはどんな構図があるのか、楢葉町ではどんな行政×民間の関係性があるのか、など様々な質疑応答が目立ち、当日時点で協業連携の話が進む場面があるなど1日を通して活発なブースエリアとなりました。
ほとんどが民間企業の出展である中で、地方自治体としてのブースが珍しいこともあり、有名な大手企業や個人でビジネスを展開している経営者、行政関係者など63企業・団体様にブースへお立ち寄りいただける結果となり、非常に収穫と学びがあったと感じています。

楢葉町のスタートアップ事業について幅広く知ってもらう場に

「JOIF」イベントでは、第一線で活躍する経営者や業界のエキスパート、著名な講師など様々な肩書きの登壇者が集うトークセッションへの参加と全国から集まった企業・団体・営業担当者と情報交換ができるブース出展をさせていただき、「楢葉町」という名前を広く知ってもらえる機会になったと実感しています。
「オープンイノベーション」という言葉がイベントの共通言語となっていたように、企業や団体の垣根を超えてアイデアやテクノロジーを共有したり、協業や提携によって新たな価値を生み出したりする様子がとても印象的で、行動やアイデアを掛け算しながらパワーアップしていくような活気のある場となっていました。
オープンイノベーションの輪が広がり、今後どんな企業が集まり、どのように発展していくのか、楢葉町のスタートアップが加速化していく未来がとても楽しみです。

株式会社サイドストーリーとは

2021年8月に福島県楢葉町に設立された地域人材支援事業を核とする会社です。これまで主に「まちの人事部」として町内企業の人事に関するお困りごとの相談や地域に必要な人材を獲得・育成・定着させるための支援を包括的に実施してきました。今後も『人材採用コンサルティング』や『地域まちづくりプロデュース』をテーマにチャレンジを続けていきます。