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【スタートアップ協働パートナー】挑戦を楽しむトレンドキャッチャー渡邉さんにインタビュー

プロフィール

■名前:渡邉 俊文
■出身地:栃木県
■血液型:O型
■趣味:料理

楢葉町で現在行っていること

「地方に人が来たくなるような仕事を生み出すこと」をテーマに民間的立場から公共政策に関わり、仕事を増やし、人を増やし、コミュニティを広げていくという一連のまちづくりに携わっています。具体的には「まちの人事部」として町内企業の採用支援や労務支援などの人事的サポートをメインに、楢葉町での起業創業支援や企業誘致にも関わり、"人"と"仕事"の両方の面から「この町に来たい!」と思わせる取り組みを進めています。

地域の交流拠点でパシャリ

町に来たい!と思わせる地方自治体のおもしろさを教えてください。

地域ビジネスのおもしろさと難しさ

これまで人材大手会社で採用のアドバイザリーを経験したり、まちづくり関係の会社で地域でのインバウンド観光ビジネスを経験したりする中で、様々な企業や自治体と地元に根付いた事業者や人に出会い、その地域ならではの特色や人とのつながりにおもしろさを感じていました。一方で旅行観光分野で大ダメージだった新型コロナ感染症の影響をもろに受け、会社の存続危機にも直面したときは地域でビジネスを展開することの難しさも同時に知る場面となりました。

運命の出会い

地域で働く中で特に地域課題を実感してきた頃、斉藤隆秀(愛称:ひでさん)という地域でおもしろいことを実現させようと活動している人に出会いました。まちを良くするためのアイデアが絶えない、本当に「発明家」のような人ですが、常に新しいことをやっていて、いつも未来を見ているひでさんの前向きなスタンスに感心しましたし、なにより「見せた夢の責任を負う」という彼の言葉と有言実行を果たすための本気で取り組む姿勢に共感しました。気づけば、ひでさんの「起業しちゃえよ」の言葉に吸い込まれるように自分も楢葉町で本気の取り組みをするため、2021年に株式会社サイドストーリーを設立しました。
「自分の感じる地域課題」×「自分の経験スキル」×「ひでさんのビジョン」がマッチした瞬間だと思います。

コワーキングスペース立ち上げ時

ご縁あって楢葉町と関わることになってからどんな活動をしてきましたか?

人とのご縁で楢葉町に来ましたが、実際のところ町とは縁もゆかりもなかったので、1年目は本当に本当に大変でした。地域のお困りごとを調査する仕事から始めたのですが、ひでさんの発明家かつスポーツカーのようなスピード感MAXな提案と行政や地域からの様々な問い合わせに対応する日々であり、常にあたふたしていた状態であったことはよく覚えています。それでも、地域をまわりながらリサーチしていると、地元に住む地域の方々からも「地域を変えてほしい」という声をかけられ、ここでやるべきことに本気で向き合おうという思いがより一層強くなりました。約1年間の調査業務を終えた後、2年目は少しずつ地域に必要な環境を創ることができてきて、3年目以降は共に働く仲間も増えていき現在の仕事に至ります。行政や地域の方々の視線もこれまでのなんとなく不安感を持たれていた(と思っている)状態から、少しずつ期待をしていただける存在として見られてきている感覚があり、本気で取り組んできたことが実になってきたと実感しています。

常に本気モードの渡邉さんは趣味も本気だったりして?

趣味の料理も本気でやろうと思って始めたきっかけがあります。大学1年生のときに勉強や今後の仕事以外で何かスキルがほしいと思い、家族のツテがあった海鮮料理の料亭でアルバイトを始めました。最初は皿洗いからスタートし、やるなら本気でやり抜く性格が前面に出て、週5~6日出勤する時期もあったり、大学の約4年間続けたりして、調理師免許まで取得しました。今でも大量に食材を買ってきて、休日によく料理をして過ごしていますが、野菜をひたすら切ったり、煮込み具合を見ていたりと無心になれる作業でストレス発散にもなるので、とことんこだわりを出せるところが面白くて好きです。

こんな本格料理作って、ふるまってます!

今後の理想はありますか?

一緒に働くメンバーに対していつも考えているのは、もし今後この職場を離れることがあっても、関わった毎日が楽しかったとか、色々学べたとかポジティブな感情が生まれてくれたら良いなということです。実際、ならはみらい移住チームメンバーの採用にも全て自分が関わっていますし、客先はもちろん、一緒に働く一人ひとりの人生も考えていけることが理想です。サイドストーリーの会社名の由来としても、人生の「サイド」にある「ストーリー」に自分が関わることができたら理想の価値提供であるという思いが込められているので、それが実現できたときはもうエクスタシーを感じる瞬間だと思います。

最後に一言メッセージ

地方移住を考えていたり、環境を変えたいと思っていたり、何か少しでも今の生活に変化を求めている方がいるとしたら、移る場所はどこでも良いと思います。自分はたまたまご縁がつながって「楢葉町」を選ぶ結果になりましたが、楢葉町でなければできないということはほとんどないです。
どこでも良いし、どこでもできるという感覚はあるけれど、その場所に行くと決めて一歩踏み出すことが大切だと思います。