地域の未来を変えていく「楢葉町ガバメントピッチ」を開催
「こんな企業があって、こういう風に町が変わっていく。」
教育や福祉、医療などをテーマに楢葉町から地域の未来を変えていく挑戦者たちが楢葉町に集結し、地域課題解決や未来の地域づくりへ向けた興味深いプレゼンテーションが繰り広げられる楢葉町ガバメントピッチとスタートアップ企業の日々の取り組みが体験できるブース出展をかけ合わせたイベント「チャレンジならは2024」を開催しました。
今回は運営事務局のサイドストーリーの目線からイベントの様子をお伝えしたいと思います。
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「楢葉町ガバメントピッチ」とは
楢葉町スタートアップ企業創出支援事業の一環で、「事業創出」や「企業進出」を目指したイベントです。ポイントとしては、自治体と進出企業・団体が連携をすることで、
継続的な事業運営の実現(=企業・団体側メリット)
地域課題解決へ向けた貢献活動の実施(=自治体側メリット)
ができ、Win-Winな関係でチャレンジしていける仕組みであることです。「楢葉町ガバメントピッチ」の場では、お互いに連携するメリットがあるのかを探りながら、ビジネスマッチングを図る機会となっています。
自治体×企業マッチングで目指していること
自治体が企業をまちへ呼び込む「企業誘致」は、どの地域でも積極的に行っているイメージがありますが、楢葉町のスタートアップ企業創出の中では、単なる企業の呼び込みに留まらない形を目指しています。
例えば、地域課題を解決して暮らしやすい町づくりに寄与してくれたり、地域活動を通して将来を担う若者世代が集まる地域活性化に貢献してくれたり、まちの魅力発信をして地域を訪れてみたいと思う人を増やす取り組みをしてくれたり、という地域づくりにも力を発揮してくれるような企業・団体とのマッチングを行っています。地域づくりにも関わってもらうことで、自治体や地元住民にも受け入れられやすく、長期的な目線で継続的な活動が可能になるという良さもあります。
さらには、『企業誘致活動』と『移住定住促進』をひとつとして捉え、楢葉町に魅力的な"シゴト"を生み出すことで、楢葉町で「働きたい」「暮らしたい」と考える人を増やし、人口増加へつなげることも目指しています。
「チャレンジならは2024」とは
2024年12月14日(土)にみんなの交流館ならはCANvasで開催をした「チャレンジならは2024」は2つのイベントを組み合わせました。1つは起業家や進出企業・団体の提案を発表するガバメントピッチ(ステージ)と、もう1つは楢葉町で設立されたスタートアップ企業や町内の活動団体の取り組みが体験できる出展(ブース)です。
自治体や起業家、企業・団体の代表者から地域の子どもたちやご年配の方まで幅広い年代に楽しんでもらえるコンテンツを用意しました。
ロゴに込められた想い
楢葉町ガバメントピッチは今年度で4回目の開催となりました。昨年度から受け継いだ「チャレンジならは」のロゴには、楢葉町ならではの想いが込められています。
「今後に期待したくなる!」7組の登壇プレゼン
1)明治大学 野澤ゼミ
…楢葉町での移動手段課題を解決するカーシェア活用や空き家問題解決の新たな空間活用、若者世代の移住を増やすコミュニティ形成などの提案をいただきました。
2)西武文理大学
…デジタルアートサークルの実現と楢葉町へ大学のサテライトキャンパスを開設する計画について提案いただきました。
3)AILE
…高齢者向けフレイル診断のAI解析アプリの開発および導入と実証実験についての提案をいただきました。
4)横須賀直生さん
…旧浪江電設の建物を利活用し、楢葉町に新たに拠点整備をする提案をいただきました。
5)株式会社LibertyGate
…「アシスタ」という高齢者向け保険適用外サービスを楢葉町へ導入する提案をいただきました。
6)株式会社アライアンス
…高齢者割合が多い地方エリアから健康人口を増やしていくためのヘルスケアステーション構想について提案をいただきました。
7)株式会社ハシタス
…保護アニマルカフェの実現と地域のペット関連課題解決へ向けた提案をいただきました。
以下のリンクからライブ配信のアーカイブがご覧いただけます。
【「チャレンジならは2024」YouTube配信動画】
「面白い!すごい!わくわく!」な5つのブース出展
A)スマホでAI健康診断
…歩行動画からフレイル予測診断ができる画像解析AIを紹介しました。
B)ヘルスケアの最先端を体験
…マシーンに乗るだけで音波振動で運動効果がでるSONIXを紹介しました。
C)新拠点のアイデア投票
…来年度建設予定の新たな楢葉町サードプレイス拠点についてのアイデアを募集しました。
D)デジタルアートで伝言ゲーム
…タブレットを使ってお題の絵をとなりの人に必死に伝える伝言ゲームで盛り上がりました。
E)マインクラフトで楢葉町を探索
…ゲーミングPCと普通性能のPCを比較しながら、マイクラの世界にある楢葉町を探索して盛り上がりました。
成果として
これまで複数回開催の中で、地域の方々のコミュニティスペースとなっている『みんなの交流館ならはCANvas』を会場として利用するのは、事務局としてもある意味"チャレンジ"でした。
全面ガラス窓、吹き抜け、区切る前提の間取りという建物のつくりで、ステージイベントにはあまり向いていない施設でありながら、立ち寄りやすさや明るさなどの建物構造を活かした結果、
「開放感があって良かった」
「明るい雰囲気が良かった」
「飲食店や駐車場が近くにあって良かった」
という嬉しいお声をたくさんいただきました。
普段からみんなが集まる場、交流する場という施設の良さを十分に活かすことができたと感じています。
約100名の方々にご覧いただき、地域の未来を変えていくようなチャレンジの場となったことで、楢葉町の今後にも注目していただきたいと思います。
ご参加いただいた皆さま、協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
株式会社サイドストーリーとは
2021年8月に福島県楢葉町に設立された地域人材支援事業を核とする会社です。これまで主に「まちの人事部」として町内企業の人事に関するお困りごとの相談や地域に必要な人材を獲得・育成・定着させるための支援を包括的に実施してきました。今後も『人材採用コンサルティング』や『地域まちづくりプロデュース』をテーマにチャレンジを続けていきます。